哲学ブログ

哲学と現代思考の融合:読者の好奇心を刺激するブログ

素人が哲学に挑む!変人バンザーイで固定観念を破壊せよ #哲学初心者

素人が哲学するとどうなるか?

 

結論から先に言うと

 

衒学趣味の頭でっかちになる。

心身ともにボロボロになる。

飽きてすぐやめる

 

私の経験とネットで観察した結果、この3パターンありますが、この3つを解説して行きます。

 

誰しも最初は素人ですが、だんだんと年数を重ねるうちにプロという立場になって行くでしょう。プロという立場になるにはそれ相応の試練が待っています。

哲学の場合はまず固定観念の破壊です。現在の常識を破壊せねば哲学はできません。変人バンザーイなのです。生まれつきの変人もいますが、そんな人は哲学者として素質あります。ソクラテスもちょっと変わったところがありました。例えば、一昼夜その場に立ち尽くす奇癖がありました。そんなソクラテスは歴史に名を残す偉人になりました。

 

まず、衒学趣味とは学問をひけらかす様です。ペダンチックとも言いますね。

自分の専門分野を誇る事は素晴らしいですが、行き過ぎは駄目ですね。知識は誇っては駄目なんです。旧約聖書でも書かれていますね。

「誇るものは主において誇れ」と。たぶん、行きすぎた衒学趣味は自分でも何を言っているか理解していないケースがあります。知識というのは、人類が積み重ねてきた叡知でもあります。そう簡単に理解はできないものです。しかし、牛歩の歩みでもいい、カタツムリの速度でもいいので、少しづつ諦めずに学んでいくのが良いです。中には天才と言われる人も過去の哲学者にはいましたが、小さい頃から学び続けた成果でもあります。いきなり、全部わかっちゃいました!!!なんて人は早合点しているのです。衒学趣味に陥らないためには、感動する事ですね。なぜなら、感動する事で自分の頭、固定観念を破壊するんです。その結果、視野が広くなり新しい価値観を受け入れる事ができるのです。哲学はある意味、自分自身の破壊なんです。

 

次に心身ともにボロボロになるですが、

哲学は危険な行為なのです。生半可な知識、意欲でやると最悪、死んでしまいます。哲学にハマってしまって病的な状態、鬱を患うと大変です。鬱状態から脱却するのに大変な時間が掛かります。社会復帰するのに時間がかかるでしょう。哲学という猛獣を飼い慣らすには、強靭な精神力が必要です。頭の回転の速さよりも、精神の強靭さが必要なのです。養老孟司の本で見たのですが、頭の良さよりも頭の頑丈さの方が良いと書いてあった記憶があります。哲学は考え続ける作業です。思考を止めない事は精神的にも肉体的にも大変な作業ですが、自分の思考を止めず辿り着いた先にある自分自身の哲学が見つかった時には、ユーリカと叫んでしまうかも知れませんね。

 

最後に飽きてすぐやめる、

ですが興味がなければダメなのです。何事もそうですね。哲学ばかりではなく、どんな趣味も興味がなければ続きません。哲学は孤独です。一人で考え続け、本を読みながら知識を獲得し、著者に反発し共感し感動し、そのような体験の中で、自分の哲学は育まれていきます。飽きないためには、興味を持つ事が大事なのですね。

 

最後に

哲学は知的な営みです。理性を極限まで進めて行きます。物凄く厳密に論理を積み上げた学問です。そのような人類の天才たちが積み上げてきた学問に触れると理解できない事も沢山ありますが、理解しようとする努力が大事です。全て分かりました!なんて人はいません。哲学に答えなんて無くて、つねに問い続ける事が大事なのです。